「KAN」 〜Fall into Well 〜 ヒストリー vol.2
2025.04.26
【KAN】
私たちサイレンサーが手がける、缶飲料ブランド
Concept = Fall into Well
あなたにとっての「良い時間」を彩ることのできる飲料を。
2025年4月
満を持してリリースされた【KAN】に ついてのヒストリーを サイレンサー 代表 野村からリリースいたします。
vol.1からの続きです。
思考、タイミング、勢いの結果
湯来町で レモンサワーを創ることを決めました。
それでは、様々な場所を検討していく中で、なぜ湯来町を選び なぜ缶飲料を創る場所
「KAN FACTORY」を湯来町に建設したのか?
その理由は3つあります。
注: KAN FACTORYとは
広島市佐伯区湯来町の山間部にある
株式会社サイレンサーのサワー缶ブランド「KAN」を製造する工場。
まずひとつ目は、やはり「水」。
湯来町に「しあわせ観音」という水汲みスポットがあるのを皆様ご存知でしょうか?
そこで汲み上げられた水を 友人の料理人や杜氏たちが絶賛しており、実際飲んで試してみると、口当たりは柔らかく美味しいのはもちろんのこと、身体に取り込だ時に負担も感じられず、この水ならサワー缶を創る上で共存出来るなと判断したこと。
この水との出会い以来silencerの運営するサロン 「HERO Feeling Salon」でお出しする白湯、よもぎ蒸しに使用する水(粘膜にあてる水蒸気を水道水使用してるよもぎ蒸し屋さんは信用出来ないんです...)もこちらの水を毎度汲みにいって使わせていただいてます。
そして「しあわせ観音」の場所で料理してるお母さん(70代)の肌がきめ細かくハリがあって美しいこと。聞くとここの水で洗い物とかしても肌荒れなんてもってのほか、洗い物するたびに水に触れてどんどん、綺麗になると仰ってた。
これは間違いない。もちろん、FACTORYの場所とはズレてはいるのですが、同じ湯来町の水。そこまで味が変わるとは考えにくいですよね。
二つ目は、湯来町は広島市内唯一の温泉街のある温泉地であること。周囲を山々や清流に囲まれた自然豊かな環境が魅力な湯来町は奈良時代から温泉が利用され、江戸時代には「中国地方随一の湯治場」との記録もあります。
「湯治場」ようは現代でいうところのヘルスケアだと。
(この頃から湯来町を「ヘルスケアシティ」に。という想いを炸裂させはじめるのですが、この話はまた長くなるのでまたいつか。)
そして最後3つ目は、人間以外の生き物がこちらの水を好んでるから。(これは重要)
ホタル(広島で有数のホタル鑑賞スポット)、オオサンショウウオ(湯来町至る所の川にいる)、鮎(平成21年度「第12回清流めぐり利き鮎グランプリ」で準グランプリを獲得)。それほどに水が綺麗なところに生息する生き物たちがワンサカいるってこと。生き物が良い気分、湯来町はwellなんだと教えてくれてます。
この3つが決め手。
ようやく手に入れた土地で全然連絡がとれない(携帯を常に持ってない)井戸掘り師さんに、「水が一発で出るとは限らないよ」と脅され、、、なにかタイミングがあるらしく、かなりの月日が経過しやっとの思いで井戸を掘ってもらい、ちゃんと水が出た時の嬉しさ、そして飲んだ時の美味しさは一生忘れられない記憶としてこれからも残っていくことでしょう。
ちなみに、
まさかそのあと湯来町に自社ブランド「Tuning Gum LABO」移転、「廣島蝶鮫」事業譲渡など、湯来町に「KAN FACTORY」含めサイレンサーが3つの事業を湯来町で始めることになるとはこのとき全く思っていなかったことは言うまでもない。
vol.3へ続く